
第49回 97.02.03くらい 『ゲーセンとOL』
今日は、会社の帰りにゲーセンへ寄ってきた。ゲイ専ではない。ゲームセンターのことである。別にゲームがしたかったわけではない。わたしの前を歩いていた若いOLがフラフラと1人でゲーセンに入っていったので、わたしもついついつられて入ってしまったのだ。
関係無いが、最近わたしは若いOLが好きだ。まあ、最近といってもかなり前からだけど、なんていうか若いOLが可愛く思えるようになってきたのだ。以前はOLというとおネエさんっぽくて苦手だったのだが、最近の若いOLを見ていると妹のような感じがしてきて、なかなか良いと思うようになってきたのだ。
わたしには妹がいないので、余計にそう思うのかもしれない。わたしは妹が欲しいのかもしれない。しかし、20歳くらいまでは、女子高生くらいが良かったんだがなあ。って、よく考えたら、20歳くらいの時にOLを見ても妹に見えるわけがないのか。
しかし、当時のわたしは、女子高生が良いだなんて、「もしかして、オレってロリコン?」と真剣に悩んでいたのだ。本当に馬鹿だなあ。わたしも歳相応に、好みの女性の年齢が上がってきて良かったというもんだ。このままずっと女子高生が好きだなんて言っていたらどうしようかと思っていたのだ。
それはともかく、若いOLを追ってゲーセンに入ったのだ。一人でゲーセンに入る若いOLになんとなく興味があったからだ。一体一人でどうするつもりなのだろう。まさか、一人でプリクラをやるつもりではなかろうなあ。もしそうだったら、声でもかけようかなと思ったのだ。
「お嬢さん。わたしも一緒に入れて貰えませんか。プリクラ」
それにしても、今は女の子をナンパしようと思ったら、プリクラしかないだろうね。本当。それから、女の子騙して連れ込もうとしたら「おれ、たまごっち持っているぜ」だなあ。って、誘拐犯のようだな。でも、それなりに効果がありそうだ。
で、結局若いOLはどうしたかというと、プリクラの隣を通り過ぎてパンチングマシンのところで立ち止まったのである。正式名称は知らないが、あのパンチ力を測定するマシンだ。これは若いOLのするものじゃないだろうと思って見ていたら、若いOLはおもむろにコインを入れた。
バゴォォォォンッ!!
おおっ、すげぇ。138kgも出ているではないか。さては、ただのOLではないな。わたしが昔やった時には、ええと、まあ別のマシンなんで単純比較できないけど、たしか120kgくらいしか出なかったように記憶している。なんだか悔しい。
何だが知らないが、若いOLはブツクサ言いながらパンチを打っているのだ。一体何を言っているのだろう。課長の悪口でも言って、ウップンでも晴らそうというのだろうか。わ〜かい娘がうっぷんっ♪ とくりゃ。
しかし、よくよく聞いてみると違った。何て言っていたかというと、「鬼はー外っ 福はー内っ」と言っていたのだ。そうか。そうだった。今日は節分であった。豆ではなく、コブシで鬼退治ということか。こいつはやられたわい。わ〜かい娘が節分。
これでわたしの口説き文句ができた。
「お嬢さん。一人で節分するよりも、このわたしと接吻でもしませんか?」
である。
で、この口説き文句の成果はというと…… ええ、見事に失敗だったのだ。138kgのストレートがモロに顔面にヒットした。
というワケで、今日の分はおしまいだ。では、また会う日まで。
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