
第34回 96.11.20くらい 『前川くん』
ああ、全国の前川さん。こんばんは。
さて、今日は前川くんについて語りたい。いや、まあ、前川くんと言ってもみんな知らないだろうが、ここはひとつ各自身近な前川くんのことを想像してほしい。もちろんこれから話す前川くんとは、わたしの知っている前川くんのことで、皆さんの身近な前川さんではない。しかし、後でわかることだが、そんなことは重要でないのだ。
さて、前川くんは大変親切な人である。本当に親切なのだ。
今日のことであるが、わたしは両手に荷物をいっぱい抱えてドアの前で立ち往生していたんだ。ドアを開けようとすると今にも荷物が手から落ちそうで、ニッチもサッチもいかなくなってしまったのだ。
すると、前川くんが後ろの方からやってきて、「どうぞ」とドアを開けてくれたのだ。親切である。これを親切と言わずに何を親切と言うのだろうか。わたしは、このことにいたく感激して、前川くんの歌を作ったのだ。
でも、この歌を歌うと前川くんは、ひどく怒るのだ。わたしにはどうして前川くんが怒るのかわからない。でも、きっとテレているだけだと思うのだ。まったくテレ屋さんの前川くんなのだ。
後ろから 前川 どうぞ♪
というワケで、今日の分はおしまいだ。では、また会う日まで。
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