
第26回 96.11.04くらい 『忍者に御用心』
いやあ。今日は、すっかり忍者にやられてしまった。もう、まいってしまった。いままで忍者を甘く見すぎていたのが敗因だ。やっぱり忍者はスゴいのだ。
そもそも忍者というのは、スパイであり、暗殺者であり、武芸にも秀でているというスーパーマンである。その上、化学や工学や医学などの知識も持ち合わせているというのだ。スゴいというより他はない。ちなみに、ちょっとした病気だったら、病院に行くより近所の忍者のところに行くことを勧める。大抵の病気は、その場で解決できるからだ。「医は忍術」とは、よく言ったものである。
忍者の多芸ぶりには、目を見張るものがある。普通、勉強ができてスポーツができる人などを単なる天才でかたづけてしまいがちだが、そこに至るまでには大変な努力を伴うのである。忍者は、幼い時から修行漬けの毎日を送るのだ。来る日も来る日も、忍術の練習をしているのである。「忍術一路」だね。まったく。
さりとて、こうして忍術ばかり修行して、心の修行を忘れてしまった忍者も多い。金で動くような軽い忍者になりかねないというものだ。実際、忍者は軽い。義理の重さを忘れてしまっているようだ。わたしは、そういった忍者に一言言いたい。「義理と忍者を計りにかけりゃ、義理が重たい男の世界」とね。
忍者は、寂しい心の持ち主である。幼い頃に親元から連れ去られて、親の愛を忘れてしまったのである。中には親が売ったケースもあるという。そして体を柔らかくする為に無理やり酢を飲まされて……、ってこれはサーカスか。それはともかく、このような環境で育ったからには、心が寂しくなるのも当然というものだ。わたしはこのような忍者達に陰ながら声援を送りたいのだ。これがホントの「忍者ーエール」である。
そう言えば、夏目雅子の旦那も忍者だったなあ。あっ、いや映画での話だけどね。あの映画のタイトルはなんだったっけ? ええと、そうそう「児雷也の女房」であった。
しかし、その児雷也というのも、なんとかなんないものだろうか? 巨大な蛙に乗っかられては、想像するだけでもブキミだというものだ。あれでは、攻撃のしようがないではないか。さらにグルグル回られた日には、もうどうしようもない。「ま〜わる〜 ま〜わる〜よ 児雷也まわる〜」なんて、歌ってみたりして。
すっかり、話が脱線してしまった。話は、わたしが忍者にやられたということだった。どのようにやられたかというと、それはこういうことだ。
わたしが裸足で歩いていたら、いきなり足元にマキビシを投げつけられたのだ。それをボリッっと踏んでしまったのだ。ん。ボリッと? いやいや良く見たら、それはマキビシというよりもビスケットだったのだ。しかも舶来の。何故にビスケットかと思いきや、陰で見ていた忍者が現われて、こう歌ったのだ。
ヤンヤ〜ヤ マキビシ〜
別にダメージは無かったが、妙に悔しかったのだ。
というワケで、昨日の分はおしまいだ。では、また会う日まで。
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